「場所も行ったことないし、どんなもんだかもわかんないし、どんな人が来てるかもわかんないしな~」としり込みする心にムチを入れながら浦和駅までやってきました。
「ここからバスで30分だって」
バス停に並んだら、やってくるわ、やってくるわ あたりは、制服の中高生だらけ。
「中高生ばっかりだったらどうしよう・・・」不安増大の満員バスにのって会場に着きました。
ここで追いついたkさん |
講師はボイストレーナーの雨宮昌子先生。
ほっそりとして長い髪を一部三つ編みにしてうしろで止めていてグレーがかったピンクのワンピース。しゃきっとしてテキパキしたフレンドリーな感じです。
先生は、まずピアノを指しながら「人間の身体も楽器だ、ピアノはキーを叩くと中のハンマーが上がって弦が鳴るよね。それを響かせるのがこの黒い箱の部分よね。人間も音を発する仕組みは同じ。ピアノのこの働きは人間だとどこにあたる?指名してもいいかな?」
と中高生やおばさん(会場に入ってみるとおばさんも2割くらいはいた)をドキドキさせつつ話を進めていく。
前の方で出した浅い声、奥の方を通った深い声、アニメ声、地声・・・七色の声を使い分けて実際にみんなにも出させる。
何度かやっているうちに会場中の声がぴったりそろってくる。
会場のみなさんもすごい。
ほんとに入門編なのか?
素直な中高生の「学びの姿勢」に感化されて、おばさんもちょっぴりいるおじさんも素直に心を開いて会場中が「学びます❤」ムードになっているのがいいのかな。
休憩中で~~す |
午前中は「君をのせて」これは若い子は愛唱歌のレパートリーなんでしょう、 『みんな暗譜で歌ってるじゃ~ん(汗;)』
午後は、「組曲筑後川より 河口」 こっちはちょっと初めて感もあったけど、学生たちは音取り済で参加している。 『念のためちらっと見てきてよかった~(汗;)』
30分のパート練でも、「ここは血管キレそうだからそこそこにしときましょう、なんて言いつつ結構何度もさいごの高音のところをやる。休憩中もみんなすみっこでそういうところを練習してたりする・・・
質問は?って聞かれたときも、中高生はもちろんおばさんからもおじさんからも質問が出る・・・
『なんてみんな前向きなんだ・・・そして体力があるんだ・・・・』
全体合唱は、すごい迫力で1時間やそこらで合わせたとは思えない気持ちのいい出来。
でも、疲れたよ~~~~。
周りに出来のいい若者がいると自分のリズムや音程の取り方の甘さがとかすご~~~く気になる。
いつも真面目にやってます。って思ってたけど実は楽して歌ってたのかも~~~
♪参加者の声
♪ アルトで参加のみなさん 講習はわかったところと?なところがあるけど、パート練で男子高校生と歌えたのが感激でした~もう、すてきな声で涙が出そうだった~~うるうる❤
♪ ソプラノで参加のみなさん 個人レッスンのとき先生に言われてることの確認ができたし、別のアプローチが参考になったわ。
講習の通り、首の後ろの骨を意識したらすごく高音が出るようになったわ~♡
私、その骨、1個しかない!若者について行こうと必死だったので、疲れたけどいろいろ勉強になった。とくに午前中。来てよかったわ~♡
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おかあさんにいつも言われてることでも、よそのおばさんに言われると新鮮に心に届くようなもので、たまに外に出てみるのはとってもいい経験になると思いました。今回のワークショップが「発声」に特化していたのもよかったと思いました。
いっぱいいいことを教わったけど、「知識」と「実現」の間には深い広い谷があってそこに架ける橋は、結局日々の練習なんですよね。
でも、ほんと「イタ気持ちいい♡」ので
またの機会にはぜひみなさんも参加してください。
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